先日、気持ちあたたかく、心改めた出来事があった。
宿泊のホテルから、その日予定の会場に向かうために
ちょうど目の前にある大きな神社に寄ると
近道ルートだったので
スーツケースを持ったまま
参拝の後
その神社の裏道の細い階段に向かった。
若い2人の外国人が
お互いに写真を撮り合いながら
階段の途中で何度も立ち止まっていた。
日本の神社は珍しいだろうし、
そこは本当に景色もいいし、
それはたくさん映え写真を撮りたいでしょう…
時間にもまだ余裕があったので
最初は少し待ってみたけれど、
気づいてないわけでもなく
動きも早めることもなかったので
先に通させてもらった。
その細い階段を進むと、
階段が一段落する向こう側に
ヨーロッパ系の大家族と見られる大人数の方々。
どうやら、こちらの方々も写真を撮りたいみたい…
若い女の子たちがやや不機嫌そうに見えた…
きっと
写真を撮りたいのに
私のように次々と降りてくる人が
続いたのだろうな、、、
誰もいない状態で撮りたかったのかもしれない。
できるだけ足早に降りたところ
そのうちの年配の男性が
突然私のスーツケースをヒョイと
私の手から持ち上げた。
驚いた私と目が合った女性は
おそらくその方の妻だったのかもしれない。
ゆっくりとにっこり頷いた。
その先には
まだ降りる階段が車道まで続いていた。
わぁすみません、ありがとうございます
と日本語と拙い英語で繰り返して
降り切ったところで
彼はニコッとみんなの元へ戻って行った。
一瞬でも
わぁ、、道を塞ぐほどに外国人がいっぱいいる…
と思ってしまった私。
このさりげなく
さらりと行動できるスマートさに
感動と敬意を感じたのと
なかなか日本ではみられない
荷物を持ってくださった男性も
それをあ・うんで理解して笑顔を送る女性も
外国人の素敵な習慣が
(もちろんこんな日本人もいるけれど)
私も形は違えど
見習って
ナチュラルに振る舞えるようになりたいと
心温まる
そして、心改める出来事だった。