私たちは、”からだ”をもち、こころや魂を宿して生きています。
からだは、自分自身の”うつわ”です。
私は、この精神・魂(spirit)とこころ(mind)とからだ(body)のバランスがコンディションを作っている考えをとても大切にしています。
そして自分自身のことも、このバランスでよく見つめ捉えています。
不調は、この" バランスの崩れ "を気づかせてくれるもの。
不調は、何かの病気かも?と思いがちですが、
いわゆるこころの状態が乱れて、それが続くと不調として現れることがあります。
思い悩みすぎたり、何かに怒り続けていたりすると、それが頭痛や腹痛、湿疹などといった、何かの症状としてからだに現れるうちは、いくら検査をしても”病気”としては見つからない。
この状態を未病といいます。
クヨクヨや怒りが続くと、体は緊張し続けてしまい、血の巡りも悪くなり、からだは冷えやすくなります。
また、体内のホルモンバランスや消化管の働きにまで影響して、これが続くと、まさに”病気”が起こってしまうとも科学的に証明されています。
こういう時は、食事にも影響してしまう。
落ち着いて食事を摂ることも減り、食事が乱れてしっかりした栄養素を摂取できなかったり、摂取した栄養素をストレスで消耗したりと、いずれからだの質に影響がみられてしまう。
だから、こころを整えるということもとても大事で、様々な心理学のセッションや多様なセラピーが役に立つことも多いですし、その人その人にあった方法があると思っています。
でも、こころにアプローチではなく、からだを動かして気持ちよく汗をかいたり、からだ全体を心地よく使うことで全身の筋肉や神経が連動して体内循環が活発になり、交感神経や副交感神経のバランスが整い、いわゆる”運動療法”が心を整えるということもあります。
だから、動いているうちに、なんかどうでも良くなった!と気分だけでなく、からだも軽くなってくる。
ということも少なくない。
ところで、人の体は、細胞や内臓にもそれぞれの固有な周波数をもつ波動(常に小さな振動で動いているとされています)で成り立っているという、波動医学の考えがあります。
”人の波動を受ける”と聞いたことはないでしょうか。
明るく楽しそうに笑っている人の近くにいると、楽しくなってきてつられて笑顔になった経験はないでしょうか。
また、イライラ怒っている不機嫌な人の近くにいると不快な気持ちになってくることもありますね。
実際に直接会話をしなくても、視界に不機嫌な人がいたり、姿は見えなくても隣の部屋から怒鳴り声が聞こえてきたり、直接関わらなくても、相手や何かの波動の影響を身体で受けます。
私たちの身の回りには、音や景色、味、空気など五感を通して受けるさまざまな波動があります。
人だけでなく、環境の波動の影響により調子を崩すこともあります。
自分にとっての波長が合わない、波動を乱すものは、ストレスになります。
人間関係のストレスだけでなく、自分にとっての音のストレス、視界のストレス、時には職場や住まいなど環境的な振動などのストレスが体に影響し続けると
実際に細胞や筋肉、神経が常に過緊張になり、不調につながるのです。
波長が合わないな、、と思うものはできるだけ無理に身近に置かないことも大切。
でも、もう一つ大切なことは、身の回りの波動に影響を受けにくいように、しっかりしたからだを持つということ。
いわゆる波動を高く保てる体をつくる。
そのためには、からだが喜ぶ食事と適度な筋肉を保つことがとても重要になってきます。
冒頭で、心の状態によっては不調につながるとも表現しましたが、
からだそのものが不調となりやすい原因が、食事とも言われています。
経済の高度成長期と共に、食卓に並ぶ食べ物も変化してきました。
人のからだにとって、加工された糖質や脂質など、できれば摂取したくないものが身の回りに溢れてきています。
いいからだの状態を保つためには、知識も必要です。
食事で不調や病気を招きやすい世の中ですから、知っている上で、摂取するものを選択していくことが大切なのです。
また、どんなに食事を心がけていても、オーバーワークや睡眠不足は、回復力や治癒力を弱めてしまいます。
年齢を重ねると、家庭の中だけでなく、社会での役割も増えてきます。
まじめな方ほど、誰かの代わりを頑張りすぎたり、断れなかったり。。
休むことはサボることではない。
断ることはずるいことではない。
自分の能力や才能をクオリティ高く発揮するには、”からだ”を休ませたり調整することはとても重要です。
いいコンディションを保つためにも
日頃から頑張っている”こころ”や”からだ”を整える。
ここに時間を費やすことが、更年期時期頃からはとても大切になるということをお伝えしています。
今までの過ごし方で大丈夫でしょうか。
今までの食事で大丈夫でしょうか。
生活習慣を見直すということは、からだ改革でもあります。
これからも、しなやかにたおやかに
身も心も魂も自分らしく、いい波動でいられるように
自分自身を大切に、笑顔で暮らしていけますように。
1人でもそんな女性が増えて
世の中に笑顔が広がることを願って。