昭和生まれの私は、小さい頃から
' 三角食べ(さんかくたべ) ' と ' 出されたものは残さず食べる '
これが大切な習慣になっていました。
※ ' 三角食べ ' をご存じない方(世代かな笑)へ
偏りなく食べるために、おかずや主食、汁物など全てを少しずつ順番にまんべんなく食べること。
なので、好きではない食べもの
(私は子供の頃、椎茸やステーキのような分厚い肉などが苦手でした)
を食べないという選択はなく
つまり嫌いな食べ物でお腹がいっぱいになるという、
残念な思いをしながら食事を終えることもありました。
なんてまじめだったのでしょうか・笑
そして、大学生になり一人暮らしを始めた頃に、はたと気がついたのです。
バランスよく順番と言えど、出されたものを全部食べていると
これからもずっと痩せないのじゃないか!!
→気づくのが遅い…
それからは、最初で並べる食事の量を少なめにして
やっぱり三角食べ!
これでお腹いっぱい、食べ過ぎは少なくなりました。
(途中で残せばいいのに、お米一粒残せないのは、子供の頃の習慣の凄さですね汗)
でも三角食べをまじめに守っていたおかげで
比較的偏食なく過ごせていました。
そして、今度は社会人になって
忘年会などの会食で、会席料理やコース料理を経験するようになり、
' 最後まで食べる習慣 'がまた発揮され
最後のお皿が苦しいこと!(苦笑)
結局食べすぎ。
ところで、
私が医師として働き始めた22年前に比べると
摂取栄養の基本的な概念が変化してきました。
今はというと、分子栄養学を学んでから
糖質過多が最もよくないということを理解して
『 主にタンパク質と繊維で腹6〜7分目を心がけて
あと残りはちょっとだけご飯などでお腹いっぱいにならないところで終わる 』
これを心がけています。
糖質は、おかずの芋などの根菜類ですでに十分摂取できていると言われているので
ご飯までしっかり食べると、
一般的な食事では糖質過多となってしまいがちです。
これを認識するようになってから
本当に食事の摂り方が変わりましたし、
また体調や肌の調子も変わります!
私自身の知識と認識、価値観で
食事の摂り方は年齢とともに変化してきているのでした。